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AI時代に人間が残すべき「経験」とは

  • 執筆者の写真: 京都全身矯正専門ハッピーカイロプラクティック整体東寺駅前
    京都全身矯正専門ハッピーカイロプラクティック整体東寺駅前
  • 8月24日
  • 読了時間: 3分

施術前にロボットで全身スキャン中検出して人の手の押圧をBefore treatment, the robot scans the entire body and detects and reproduces the pressure of a human hand.
施術前にロボットで全身スキャン中検出して人の手の押圧をBefore treatment, the robot scans the entire body and detects and reproduces the pressure of a human hand.

AI時代に人間が残AI時代に人間が残すべき「経験」とは


~整体師としての視点から~


最近、AIやロボットの進化について考えることが多い。

マッサージロボット、押圧ロボット、抹茶を点てるロボットまで出てきて、技術や手技はどんどん置き換えられていく。

きっと10年後には、リハビリや整形外科の一部もロボットが担う時代が来るだろう。


その流れを見ていると、「国家資格の価値」さえも揺らいでいくのではないかと思う。

かつては「有資格者がいる店は安全」という信頼の印だったが、AIとロボットが精密に安全域を守るようになれば、むしろ人間よりロボットのほうが「安心」とされる時代になるかもしれない。


・それでも人間にしかできないこと?


だが、AIがどれだけ進化しても「経験」だけは人間にしか積めない。

ここでいう経験とは、単なる「データ」ではなく、


実際に相手に触れ、


微妙な違和感を感じ取り、


AIの診断に物言いをつける過去の経験値が、グレーゾーンで「ここで止めよう」と判断する、

そうした体験知のことだ。



AIは統計に基づいて最適解を導くのは得意だが、境界線上の「もしかして」の感覚を持つことはできない。

だからこそ、人間の経験は今後さらに価値を増すはずだ。


・今の小学生・中学生が直面する問題


ここで心配なのは、これからの若い世代だ。

今の小学校1年生が大人になる頃、AIはもっと進んでいるだろう。

すると、柔道整復師や鍼灸師のような資格を取っても、現場で「経験を積む場」がなくなってしまう可能性がある。今でも大手の整骨院に就職した鍼灸師は、針を打つことなくずっと、低周波治療器やその他の機器で施術をして、手でする事はもみほぐすだけ。と言うところも多く、鍼灸師の資格を取ったのに針のメニューの無い店に就職したような人も多くいる。


AIがほとんどを代行する世界で、人が実際に臨床に触れるチャンスが減ると、グレーゾーンを見分ける目が養われない。

これは医療やケアの現場で、大きなリスクにつながるかもしれない。


・今後は経験をどう積むか?


だからこそ、これからの時代は「対人で経験を積める場」が重要になる。

AI時代には、むしろ 臨床体験セミナー がブームになるだろう。


模擬患者を相手に微妙な違いを体感するセミナー


グレーゾーンの境界判断を学ぶケーススタディ


技術だけでなく「哲学や物語」を伝える流派的な講座


そうした「人間同士の場」が、AIが奪えない唯一の教育になる。


おわりに

私はカイロプラクティック施術者として長く人に触れてきた。

努力しても報われないこともあったし、国の制度と医療の大きなシステムの前で無力感を覚えたこともある、できる事の小ささを思い知る事はむしろ毎日である。

それでも「人と人とが関わることでしか生まれない経験」があると確信している。


AI時代に残すべきものは、人間の経験そのものだ。

それをどう積み、どう伝えるか。

これからの教育に必要なのは、資格や制度以上に「経験を守り、伝える仕組み」ではないだろうか。


今までは、手技や感覚だけを重視してテクニックを伝授するべくわかりやすく教えてきたが。それ以上に、経験の積み方を教える時代が来る。これからは「経験の積み方をどう伝えるか」 だ。


AIが手技を奪うなら、人間は「経験の積み方」を教える存在になればいい。

それが、AI時代に人間が生き残るための道ではないだろうか。

 
 
 

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